ー今回は北山杉について、よりフラットな視点でのインタビューです。
ナムさん、よろしくお願いします。
ナム(以下敬称略):よろしくお願いします。
ー京都では床の間と呼ばれるスペースに北山杉を使うことが多いのですが、ベトナムにはそういった床の間の様なスペースはあるのですか?
ナム:ベトナムにもありますけど、最近はあまりありません。
昔の家ならあるかもしれませんが。
ー日本とベトナムの住宅の違いは?
ナム:ベトナムはマンションが少なくて一戸建てが多く煉瓦かコンクリートの作りが多いです。
色やデザインも違います。
ー木の建築物はあるのですか?
ナム:あります。ですが少ないです。
ベトナムの木は普通虫に食われますが食われない木だと高いのでやはり少ないです。
なので木の建物を建てるのは、木が好きな人やお金持ちの方だと思います。
ーナムさんは北山杉を触ってどんな感じでしたか?
ナム:気持ちがいいと感じました。
これで家を作るといいなと思いました。
涼しいでしょうし、見た目もいいですし。
風も通りやすい感じがしていいと思いました。
ー(天然絞について)デコボコのある北山杉はどう感じました?
ナム:全部加工されていると思っていました。
これが天然であるとはすごいと思いました。
ーたとえばあの木を自由に使っていいよと言われたら何に使いますか?
ナム:テーブルとか箱とか作ってみたいです。
ー家具ですね。ベトナムの人が家具を買うときは何を重視しますか?
ナム:デザインと値段ですね。
長持ちをするものよりは、安くて壊れたらまた買うという感じです。
これは完全に一般の人の意見です。
ベトナムでも日本製は売っていますが高いですね。
良いものだからこそですよね。
ー京都には木で建てている家がたくさんありますが、これを見て木の家を建てたいと思いますか?
ナム:はい、思います。
やはり涼しいし。
日本の木の家や床の間など見ればベトナムでも若い人が木の家を作りたいと思う人が出てくると思います。
ーありがとうございました。